旅立ちの島唄 十五の春
(C)2012「旅立ちの島唄 十五の春」製作委員会
絶海の孤島と呼ばれる南大東島。島には高校がなく、高校に入学する島の子供は、皆15歳で旅立っていかなければならない宿命にある。島で暮らす一人の少女、民謡グループのリーダーである優奈は、3人兄妹の末っ子で、父親と二人暮らし。この島に暮らす誰しもに振りかかる、家族が離ればなれに暮らさざるを得ない厳しい現実は優奈の家庭も例外ではなく、中学卒業まであと一年となり、めったに母親に逢えない寂しさや父親を一人島に残して出て行くことへの不安を抱える毎日。「みんなで一緒に暮らせたら」という言葉を飲み込んで、15歳の少女の旅立ちのときが迫っていく―。